粘土質地盤の弾性定数と強度
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概要
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耐震設計に際して, 上部構造物と地盤とを連成系として地震応答解析を行なうために必要な地盤の動力学的性質のうち, 地盤の初期剛性とセン断強さとの関係について検討した。この検討はセン断波速度測定試験, 標準貫入試験, ベーンセン断試験, 三軸試験, 直接セン断試験などの既往の資料を整理して行なわれたもので, その結果粘土質地盤の初期セン断弾性定数G_0とN値との間にはG_0=158N^<0.668>(kg/cm^2)なる関係(相関係数ρ_xy=0.88)があり, セン断強さS_uとN値との間にはS_u=0.307N<0.698>(kg/cm^2)になる関係(p_xy=0.90)が得られた。また, 初期セン断弾性定数とセン断強さとの間にはG_0=540S^<0.981>_u(kg/cm^2)なる関係(ρ_xy=0.92)が成立し, G_0とS_uとは近似的に比例関係にある。この比例定数として標準化したセン断弾性定数G_nを定義すると, その平均値は586,標準偏差が256となり, G_nの68%信頼区間は330〜840となる。
- 1975-03-15
論文 | ランダム
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