高圧放電によるS波発生法に関する実験(その 3) : 臨海地盤における測定例
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概要
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新しく開発した高圧放電によるS波発生法を利用して, 臨海地盤で土の動的定数を求めるための測定を行ない, あわせて測定可能深度を推測するために放電回路長に関する実験を行なった。この方法は, ボーリング孔を利用してS波を発生させ, 他のボーリング孔に設置した受振器で任意の深度の地盤を伝わるS波を直接観測する方式によるものであり, 前者の実験においてGL-40mまでの測定実績を得ることができた。後者は室内実験で模擬回路により測定した衝撃電圧波形から測定可能深度の限界を推測したもので, 実験結果から放電回路長200m以内では, 放電回路長の変化による衝撃圧力の増減は電圧波高値によって決まると見なすことができ, 現在の方法・装置で深度100mまでは放電に関する電気的な問題のないことがわかった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1975-03-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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