地すべり地における地下水調査法について
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概要
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地スベリ地内外の地下水の存在状態について検討した結果, 地スベリ地内外の地下水は地下水層という形で存在しているよりむしろ, 地下水脈流という形で存在している可能性が強いと判断し, 薬品投入孔と地下水採取による現行地下水調査法では地下水脈の存在を適確には握することができないので, あらかじめ地下水脈の存在を確認してから現行の地下水調査法を実施するのが合理的であると考え, 温泉探査に用いられる地温探査を実施した。地質状況が単調で地下水の状況が判明している滋賀県大津市上仰木地スベリについて地温測定を行なった結果, 温度の変化より地下水脈の存在を推定しうることを実証した。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1973-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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