新潟県の沖積粘土質水田の含水比と乾燥密度の不均一性 : 農地土壌のサンプリングに関する基礎研究(IV)
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概要
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粘土質水田において含水比wと乾燥密度γ_dを測定し, 推計学的考察を行なっている。調査は, 1969年4月と9月の2回行なっている。4月は雪どけの後で, 9月は刈取り後である。結果はつぎのようであった。1)測定値の正規分布への適合性はほぼ良好であった。2)平均と分散の深さによる差はなかったが, 平均と分散の測定時期による差は明りょうであった。3)狭い面積の場所で採土した場合(集中採土)にも, 測定値の分散は大きかった。その変動係数C_vは含水比で3〜6%, 乾燥密度が5〜9%になった。4)危険率5%で平均値の信頼区間を精度5%以内におさめるためには, 含水比の場合には標本数を4〜8,乾燥密度では7〜15にしなければならない。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1973-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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