佐賀重粘土クリーク水田における含水比と乾燥密度の不均一性 : 農地土壌のサンプリングに関する基礎研究(III)
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概要
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重粘土クリーク水田地帯における土壌の物理性測定のためのサンプリング方法を明らかにする目的の研究である。含水比の分布および乾燥密度について, それぞれ推計学的考察を行なっている。考察の結果はつぎのようである。1)表土層においては土壌の物理性の均質化が進行している。含水比wおよび乾燥密度γ_dの分布は, 正規分布であると考えられ危険率α=5%, 精度ε=5%で母平均を推定するための最小必要抽出個数は10個以下である。2)心土層ではwの値が大きい母集団と, その値が小さい母集団が存在する。おのおの正規分布をなしている。γ_dについても同様である。3)盤層は, wが大きい母集団と小さい母集団から成り立っている。γ_dについては, 盤層全体が一つの正規母集団に属している。4)表土層, 盤層, 心土層のすべてに関し, 含水比の抽出個数に比べて乾燥密度のそれは少なくてよい。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1973-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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