最良生産工程選択のための寿命試験システムの効率に関する一考察 : 三つのワイブルプロセスの判別のための寿命試験システム(第1報)
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概要
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同一の種類の製品を生産する複数の工程やメーカがある場合に, いずれの工程やメーカの製品がいちばんすぐれているかを知ることは工程の設計や製品の品質設計を行なう際の重要な問題である.本研究においては対象は3工程であり, それぞれの工程の製品の故障分布が尺度母数未知のワイブル分布に従う場合を考察する.ここでは三つの方式が考察され, それぞれの効率の評価は, 正しく選択される確率, 平均試験時間および平均故障個数によって行う.観測回数を多くするならば, 信頼度に関して故障分布がIFRの場合, 同数の観測回数で, [N, C, R]方式と[N, B, T_R]方式は同様に効率がよく, [N, B, R]方式はややおとり, DFRの場合, [N, B, T_R]方式が最も効率がよい.また平均試験時間, 平均故障個数に関しては, 故障分布に関係なく[N, C, R]方式が最も効率がよい.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1977-09-30
著者
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