アメリカ合衆国の失業問題
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概要
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1972年のEconomic Reportによれば, 72年の失業率のreductionはこの年の経済政策の基本方針である.次頁の図1,経済における金融の流れ図にあるようにNNP=W+R+T=W+Qと表わされ(Q=R+T), Qは資本に対する収入, Wは労働に対する収入を表わしている.過去のデータから雇用者数は総賃金Wの2次式で表されること, そして, Wの値はQの前年度と前々年度との値に依存していることがわかった.すなわち, 賃貸料, 利子, 利潤, 税の項目での資本に対する支払いは, 雇用に対する将来の賃金の支払いに影響をもたらしていることがわかった.そこで, 政府の政策がQの値に影響をおよぼすことができるということを前提として, ある期間上で各年ごとに失業者を減らすようなQの最適値を求めるモデルを展開しDynamic programmingを用いて解き, いまここで考えている経済情況に合うかどうか調べてみると35年の結果中, 三つの結果を除いて適合した。
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1974-09-30
著者
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