イマゾスルフロンのハマスゲ体内における移行性
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概要
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イミダゾピリジン環上の炭素を^<14>Cで標識したイマゾスルフロン(Fig. 1)をハマスゲの親個体の葉身の一部(Fig. 2)にスポット処理し, 処理5日後の^<14>Cの体内分布(Table 1)および処理12日後の全植物体のオートラジオグラム(Fig. 4)を検討した。処理5日後の時点で, 葉身から吸収された^<14>Cのうち60%程度は処理箇所に留まり, 残りは処理箇所より葉の先端方向および基部方向へ移行した。^<14>Cは処理した親個体の葉鞘部基部, 植え付け塊茎に蓄積した。さらに, ^<14>Cは根茎を通って移行し, n-1, n-2子個体の葉鞘部基部に蓄積した。オートラジオグラムより, ^<14>Cは, 親個体および子個体の根の一部, および処理した個体とは別の未処理の親個体のうち, 比較的若い個体の葉鞘部基部と茎葉の一部にも移行していることがわかった。
- 日本雑草学会の論文
- 1999-10-29
著者
-
池田 源
武田薬品工業株式会社アグロカンパニー農業科学研究所
-
清水 直史
武田薬品工業 農業科学研究所
-
清水 直史
武田薬品工業株式会社アグロカンパニー農業科学研究所
-
吉川 治利
武田薬品工業株式会社農薬研究所
-
吉川 治利
武田薬品工業株式会社アグロカンパニー農業科学研究所
-
吉川 治利
武田薬品工業株式会社
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