作業者が取り扱う対象の「もの」の変化に着目した分析手法
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概要
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作業者が手を用いて製品を作り出す仕事の簡素化に役立つ新しい分析手法を提案することが本研究の目的である.このような仕事において, 作業者は直接には自らの「手」をコントロールし動かす.さらに, 手によって「道具」を用いる.その手や道具によって「原材料」を「製品」に変えて最終目的を実現している.このように仕事のなかには作業者がコントロールする対象となる「もの」とその変化が存在し, それらは目的・手段の関係で機能している.製品を生み出すという最終目的に対し, それらが系統的に目的・手段関係で分析できると, 上位の目的から手段の適合性について順次問いかけが可能になる.本研究では, 作業者がコントロールする対象を「もの」として着目し, これらの「もの」とその変化を目的・手段の関係からとらえる分析手法を提案し, この分析結果に基づいて, 製品を生み出す目的に適うより簡素化された仕事を追求するための基本的な考え方を示す.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1996-12-15
著者
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