感度分析的アプローチにもとづく補助部門製造間接費の差異分析
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概要
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本論文では製造間接費部門別配賦計算の第二次配賦に, 補助部門相互に授受される用役の物量および補助部門から製造部門に提供される用役の物量をあとづけを行いながら原価配賦を行う唯一の方法である連立方程式法をとった場合の, 原価差異分析方法の提案を行う.連立方程式法を前提とした場合の差異分析法には, 「因果関係的アプローチ」と, 連立方程式法による配賦システムをブラックボックス的にとらえすべてのパラメータを標準値で計算したモデル1と, その中の1変数を実際におきかえたモデル2の製品への配賦額の差額により差異を定義する方法である「感度分析的アプローチ」の2つの方法が考えられる.本稿では, 後者にもとづく変動製造間接費差異分析の方法を提案するものである.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1999-12-15