ロットの最小値を保証する抜取検査 : 品質特性の分布が二母数指数分布の場合
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概要
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位置母数と尺度母数をもつ二母数指数分布に従う品質特性に対し, ロットの最小値(位置母数)を保証する抜取検査方式の設計法を提案した.ロットの合否の判定はサンプルの中の最小値を合格判定値と比較することによって行う.尺度母数θが既知の場合, ならびに未知の場合について抜取方式の設計法を与えた.θが未知の場合には, 大きさn_1の第1段階サンプルからθを推定し, この推定値を用いて必要な総サンプルサイズn'を決定する二段階サンプリングの方法を用いる.この方法ではn'が確率変数となることから、合格確率も確率変数となり, この性質を用いた抜取方式の設計法として期待値法, 確率法, メジアン法を提案し, それぞれの設計法によって抜取方式を求めるための数表を与えた.またθの値は未知であるがθの値の上限, 下限が予測できる場合に対して第1段階サンプルの大きさを決定する方法を示した.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1989-02-15
著者
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