相互に代替的な直接材料費の数量差異分析の展開
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概要
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標準原価計算による原価統制方式としての直接材料費差異分析において, 複数の直接材料が相互に代替的である場合について, 従来, 数量差異は単純に配合差異と歩留差異に分析されるだけであったが, この研究では正味数量, 仕損数量, 減損数量の三つの概念を導入し, それらの相互関係を定立したうえでより下位の原価差異にまで分析しうる基礎を与え, 新たに一般性の高い15分法を誘導する.その方法では正味配合差異, 正味歩留差異, 減損率差異, 仕損率差異, および種種の混合差異が導かれ, 個別の材料ごとの歩留の相違や正味配合と正味数量の標準値からの変化による原価差異等を導くことができ、原価統制のための情報として従来のものとくらべてより優れているといえる.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1984-12-15
著者
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