素形材加工法選択法におけるカテゴリー域決定に関する研究
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概要
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本来のわれわれの研究は素形材部品における加工法代替化の可能性を探ることを目的としてきた.各素形材加工法を複数の説明変数により表わすと, それぞれの加工技術領域を求めることができる.そのなかでも複数の加工技術領域が重なる部分は競合領域と認められ, ここに加工法代替の可能性が存在する.そこでわれわれはおもに林の数量化理論第II類による競合領域の把握および代替可能部品の抽出を行ってきた.この方法では説明変数として生産量, 寸法等の連続量を用いることは重要な意識をもち, したがって間隔尺度を名義尺度化する必要が生じた.しかしカテゴリーを規定する連続量上の値が不用意に決定されると, 解析結果に説明不足な点あるいは現状に合わない点が生ずる.そこで, 本研究では連続量データに現われた疎密性の解釈にあたって, とくに現実性を反映させることを考慮して専門技術者の経験則による判断を加え, 適切なカテゴリー域を設定する方法を編み出した.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1982-10-15
著者
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