クロスカントリー競技における馬の心血液循環系および代謝系の適応
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概要
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8頭の競技馬(4頭 : アングロハンター, 4頭 : アングロアラビアン)を使用してクロスカントリー競技2種目(初級レベルと上級レベル)での心血液循環系と代謝系の反応を検討した. この研究では特に, 競技中の筋肉のエネルギー再生産に関与する主な代謝経路の解明に焦点を当てた. 競技を通して心拍数を計測し, また, 頚静脈から準備運動前, 競技直後, 5分後および10分後に採血した. 血液検査ではRBC, PCV, Hb, MCV, MCH, MCHC, WBC, LYMおよびGRANを調べた. また, 血漿中の乳酸と蛋白質量を測定し, 乳酸はその時間的消長を測定した. クロスカントリー競技はRBC, Hb, PCV, MCVと血漿蛋白質濃度の有意な上昇を起こした. 血漿乳酸濃度は4mmol/lの無酸素性作業閾値を越え, 最大13.3mmol/lに達した. 心拍数は140から200(回/分)以上で最大230を示し, これが運動中の筋肉の酸素供給の限界を示している. 以上の結果から, クロスカントリー競技中の筋肉エネルギーの再生産は酸化作用と乳酸形成を伴う解糖作用の両者によって供給されていることが判明した. すなわち, 競技馬にはスタミナと体力の養成が要求される.
- 1999-01-25
著者
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MUNOZ A.
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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RIBER C.
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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SANTISTEBAN R.
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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RUBIO MD.
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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AGUERA EI.
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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CASTEJON FM.
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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Munoz A.
Ceu Univ. Valencia Esp
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Munoz A
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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Riber C
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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Santisteban R
コルドバ大学獣医学部生理学部門動物生物学教室
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