犬の妊娠維持における卵巣摘出およびその後のprogesterone投与の影響について
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概要
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犬の妊娠維持に黄体の存在が必須かどうかを明らかにするため, 妊娠犬18頭について妊娠後半の種々の時点において卵巣を摘出し, 流産の有無およびprogesterone投与の影響について観察した. 妊娠40-55日の間に卵巣を摘出した7頭は術後11-63時間に全例流産し, 妊期が進むにつれ術後流産までの時間は短縮する傾向がみられた. 妊娠39-50日に卵巣を摘出し, 妊娠55日, または61日まで, 日量20-50mgのprogesteroneを投与した6頭では, いずれも妊娠が維持され分娩した. また, 卵巣摘出後, progesteroneを長期にわたって投与した別の5頭中4頭は, 妊娠64-66日の間に分娩したが, 2頭は死産に終った. これらの成績から, 犬では妊娠55日頃までprogesterone分泌を通じて卵巣が妊娠維持に必須の役割を演じていると考えられた.
- 1983-02-25
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