地下水処理のための調査方法
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概要
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本稿では, 過去12年間, 地下工事に伴う地下水処理の指導と調査を行ってきた筆者の経験から, 地下水処理のための調査方法のうちで特に重要と思われる, 地盤調査のあり方と, 地下水位(被圧水頭を含む)とその変動について述べている。地盤調査のあり方としては, そのほとんどの場合, ボーリングと標準貫入試験だけのものであるが, 予備調査も必要で, この予備調査というのは, どの深さでどのような調査・試験を行えばよいかのきっかけをつかむ調査であるとしている。某現場での例をとって, 筆者指導前と指導後による地盤評価の違いを述べている。地下水位の変動については, 武蔵野市吉祥寺における揚水試験の結果や高知市本町における実測例をとりあげて, 水位の日変動, あるいは年間における変動の特徴を, そのときの日常生活, あるいは降雨量と関連づけて述べている。これらの結果から, 筆者は例えば, 地下水位が降下中に揚水試験を実施したものとすれば, 少ない揚水量で大きく水位が降下したものと錯覚するおそれがあるから, 充分注意をする必要があると述べている。
- 1983-09-15
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