上越新幹線燕三条高架橋の基礎ぐいの設計施工
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概要
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燕三条高架橋は延長574mの工区で, そのうち起点方324mの区間が三条市下須頃の集落を分断する位置にあたるため, 基礎杭施工に当たって騒音, 振動の低い工法が求められた。また支持地盤が約60mの深さのため, リバース杭に決定した。以下に長尺リバース杭の設計施工について報告している。リバース杭の設計について, ここでは主に断面の検討のみについて述べている。断面の検討は地震時のほうがモーメントが大きくなるので, 地震時のみとしている。掘削機については, RC-15型機を使用している。そしてこの機械の特徴を述べ, 掘削時における種々の注意事項について述べている。例えば, スタンドパイプのセットが孔壁安定のため必要とか, 掘削機据付けに対する注意等である。鉄筋の継手は溶接継手とし, スライム排水のため, サクション方式で水替えを数分間行った後に, コンクリートを打設している。泥水の処理については, 凝集剤により強制沈殿させ, 排水は農業用排水路に流している。また, コンクリート打設等による騒音の面で問題があったと述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1983-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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