拡底ぐいについて
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概要
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拡底杭工法についての種々の問題点について, 日本建築センターにおいて評定を行い, 個々の機械・工法についての使用規準を定めている。主としてそれは施工精度, コンクリート強度に関するものであるが, 杭の許容支持力についても一定の目安となる値を示している。この橋では, これらのことを中心に述べている。拡底用の掘削機は, 現在のところすべてリバースサーキュレーション方式のものであり, 施工上の要点としては, 拡底部の斜めの側面が, 掘削中からコンクリート打設が終了するまで崩落しないことであると述べている。通常拡底部側面の傾斜は, 鉛直 : 水平=5 : 1程度を採用する場合が多く, また削られた土が完全に排出されずに残るため, 通常は有効面積として半径から10cm引いたものを採用している。有効面積と杭上部の断面積の比が大きくなればなるほど許容圧縮応力度も大きくなるが, その上限として長期許容圧縮応力度で80 kg/cm^2としている。拡底杭の問題点としては, 沈下により杭周面が地盤と離れ, 周面摩擦を期待できない等の問題がある支持力に関するものが多いと述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1983-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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