建築における場所打ち杭の現状
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概要
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はじめに場所打ち杭工法は, その低い振動性や低騒音のためにクローズアップされるようになってきたと述べ、次にある大手建設会社の最近の大口径杭施工例をあげ, それによるとアースドリル杭が圧倒的に多くなっている。設計については, 「建築基礎構造設計基準・同解説」について簡単に説明している。次に「建設省告示第1623号」の内容を述べ, その主な改訂点をあげている。設計に関する問題点としては, 支持力に関するもの, 杭体強度に関するものがある。施工に関しては工法の分類と特徴について述べてあり, 大口径杭工法においてはハンマグラブ, 回転バケット, 回転ビット方式による工法についての概要を述べている。小口径杭工法においては, 主にPIP杭の施工について述べている。また拡底杭についてもふれている。施工に関する問題点としては, 内部の目視確認は不可能であるから, 施工の各段階ごとに詳細なチェックをしなければいけないとしている。また建設公害として, 騒音や振動のほかに, 建設残士と泥水掘削に伴う廃棄泥水をあげている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1983-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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