土木における場所打ちぐいの現状
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概要
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道路橋, 堰, 水門の基礎についてのアンケート調査を, 杭としてどの種類が多用されているのか, 場所打ち杭のなかでどの種類のものが多用されているのか等に関して, グラフにまとめている。また筆者は, 場所打ち杭の先端支持力が打込み杭ほど期待できないと述べ, その原因として, 孔底にスライムがたまることなどをあげている。また道路橋下部構造設備指針における支持力算定法を簡単に紹介し, 載荷試験データから見た支持力との違いについて述べている。ここで場所打ち杭の鉛直支持力は, 周面摩擦に依存する割合が非常に大きいが, 完全な摩擦杭にはなってはいないと述べ, しかるに前述の設計指針は先端支持力に大きく期待する考え方になっているので, 見直してみる必要があるかも知れないと述べている。コンクリート打設時においては, その注意事項とコンクリートの標準配合とその強度について述べている。また最近, 場所打ち杭の大径化が著しいが, 大径化に応じた設計法や施行管理法が必要になるだろうと述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1983-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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