海洋橋梁基礎掘削のための海底発破工
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
海洋橋梁基礎を建設するに当たって, 海底の岩盤を掘削する方法の一つに海底発破工法がある。従来海底発破は, 海底における爆薬の爆破性能の低下や作業性の悪さから, 作業実績も少なく, 水深も10m程度に限られていた。これに対して, 本州四国連絡橋の明石海峡では, 水深70〜100mまでの岩盤の破砕が要求されている。海底発破が周囲に及ぼす影響は, 地盤振動と水中衝撃圧である。特に, 水中衝撃圧は付近の魚介類や航行船舶, 水中構造物に対する圧力波の影響であり, 海底発破固有のものである。本文では, まず本四公団における3つの発破実験の概要が紹介されており, 次に高水深においても使用可能な海底発破用材料, 施工設備と機器について述べられている。最後に, 水中衝撃圧を予測する計算式としてKirkwood-Brinkleyの式を基本とした式と予測シュミレーションの方法について述べられているが, 地震動, 水中衝撃圧とも予測シュミレーションによって極めて精度高く予測できることが確認されている。
- 1982-12-15
論文 | ランダム
- デジタル画像のスペクトル変換解析を用いた吸光光度法による過酸化水素の分解反応の追跡
- 辺境の啓蒙--スコットランド啓蒙のアメリカ啓蒙への影響
- 戦後啓蒙,市民社会論,ケンブリッジ思想史研究への関心 (特集 近代ヨーロッパの社会思想を再考する)
- ベンジャミン・フランクリン--アメリカ啓蒙の起源
- あいさつ (河上肇記念講演会)