道路交通振動の舗装構造による低減対策
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概要
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この報告は, 舗装構造により道路交通振動の大きさが異なることに着目し, 実際に供用している道路で数種類の試験舗装を行い, 舗装構造による振動特性の相異を比較して振動低減効果を検討したものである。振動低減層として路床を厚さ20〜30cmセメント処理した舗装や標準的な舗装において, 起振機と試験車走行による振動実験, ベンケルマンビームによるたわみ量測定舗装各層の平板載荷試験などにより舗装の力学特性を調べている。得られた力学特性値を使って計算した舗装上での加速度と実測値の比較を行い, 舗装構造による振動の低減効果を検討している。その結果, 路床を厚さ20〜30cmセメント処理した振動低減層を用いると舗装上での加速度は標準的な舗装の0.28〜0.37倍となり, 効果がある。また, 下層路盤をセメント処理した場合の舗装上の加速度は標準舗装の0.49倍となり効果があると述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1982-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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