葛西沖築堤盛土工事における地盤変形の実測例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
東京都江戸川区の葛西沖埋立地の荒川堤防盛土工事で実施した現場計測の結果から, 昭和52年に行った一次盛土面上に約4.5mの二次盛土をした場合の基礎地盤の挙動を主として報告している。沈下量, 間隙水圧は堤頂下に埋設した連続沈下計と差動トランス型水圧計で, 側方変位はのり尻および小段部に埋設した地中変位計(挿入型傾斜計)と多段式傾斜計で計測している。計測結果によると, 沈下量は砂層, サンドコンパクションパイルによる地盤改良シルト層, その下の未改良シルト層で異なった挙動を示し, 計測値を双曲線法で解析すると, 砂層の沈下は盛土終了とともに収束し, 地盤改良層は盛土終了後9か月経過した時点で90%の沈下度に達しており, 未改良層では9か月経過した後は70%弱の沈下度であることが述べられている。また側方変位は二次盛土により深さ22mの位置を頂点とする弓形になって河川側に変形し, 最大値に到達後22m以深の変位は止まり, その上部は地表に近づくほど堤内地に戻る傾向を示す。このほか, 松尾ら(1978)の提案した盛土の施工管理図上で施工管理したこと等を述べている。
- 1982-12-15
論文 | ランダム
- 詩集評 ことばのゆらぎについて[山本萠詩集『天河まで』,高丸もと子+千木貢詩集『富士山』,あおきあきら詩集『指輪の話』ほか]
- 指輪型RFIDリーダによる接触動作モニタリング
- 結婚指輪をしたまま舞台に立っている不思議な「リア・ディゾン」 (ワイド 渦中の人--「小春日和」吉凶譚)
- 神様の指輪を求めて--皆既日食クルーズ紀行
- 「指輪」の物語--文献学から見たトールキン