舗装構造と道路交通振動の低減効果に関する基礎的実験
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概要
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道路交通振動の低減対策として考えられる(1)路面の平たん化, (2)緩衝地帯の設置, (3)防振壁の設置, (4)舗装の剛性化のうち, 舗装の剛性化による効果実験を行った結果についての報告である。CBR-T_A法による標準的な舗装に対して, 路床の一部と下層路盤を強度の大きな材料で置換して剛性化を計っている。舗装構造は, 標準タイプ, 強化水さい処理砂等で置換した4種類の路床強化タイプ, アスファルト処理混合物を下層路盤に使用した路盤強化タイプの合計6種類(各々の舗装面積は9×9m^2)であり, 床掘り面から表層上までの各施工段階ごとに剛性評価のための平板載荷試験・ダイナフレクトによるたわみ試験・弾性波試験等を行っている。更に, 起振機による振動試験, 重錘落下試験等を行い舗装の施工前後の振動特性を調べている。主な結果は次のとおりである。路床表面から上の各層の等値換算係数と層厚との積の総和をT_A'とした場合, T_A'と加速度振幅の対数との間に直線関係が認められること, ダイナフレクトによるたわみ試験と振動試験結果は同じ傾向を示す。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1982-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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