走びょう中のいかりの挙動と走びょう抵抗力特性
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概要
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船舶から投びょうされたいかりが, 走びょうして海底パイプラインを破損する危険性がある。この走びょうしているいかりの挙動(いかりの姿勢および軌跡)を明らかにし, 海底パイプラインの適切な埋設深さの決定に資するため, X線撮影法による室内模型実験を行った。また走びょう中のいかりの抵抗力特性をは握するため, あわせて室内模型実験を行った。その結果, 以下に示す主要な結論を得た。1)砂質土地盤中にいかりがその全長程度潜り込んだ場合, おおむねいかりの全長の2〜3倍の距離を移動すればいかりは地表面に引き出される。2)軟弱な粘性土地盤中では, 地表面に引き出されることなくいかりは地盤中を移動する。3)軟弱な海底地盤に設置される海底パイプラインにおいては, いかりの貫入量以上にパイプを埋設しておけば, 走びょうによりパイプが損傷を受ける可能性は小さい。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1981-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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