シールド掘進に伴う既設重要構造物の防護と施工管理 : 11号線大手町7工区土木工事
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概要
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単線並列のシールドトンネル(延長429m×2,外径6.5m, 土かぶり23〜28m)による営団地下鉄工事の施工報告である。近年, 都心ではシールド掘進に伴う隣接構造物の変状防止と施工管理の複雑化が重大な問題となっているが, 本報では防護工の計画, 実施, 施工中の管理および観測結果を述べている。地盤は洪積砂礫層で, シールドは東京礫層から下部東京層(細砂を主体)に位置する。シールド施工には, 既設構造物の掘進の際の坑内からの補助工法を考慮して半機械化シールドが採用されている。主要な既設構造物には, 国鉄架道橋とトンネル, 電力洞道, 首都高速道トンネル, 河川横断橋, その他ビルがある。防護工には, 事前の有限要素法による変位検討, 特殊薬液注入(LAG工法)による地盤改良, カットオフのための柱列式連続地中壁が実施され, 裏込めに対して坑内2次注入を行っている。施工管理として, 既設構造物の変状観測(沈下計, 傾斜計, ひずみ計等)とともに, 連続地中壁の変位, 曲げモーメント, 地盤反力分布を計測し, その結果を示している。
- 1981-12-15
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