記録地震波に基づく表層地盤の増幅率とスペクトル特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
構造物の設置地盤において, その下の支持地盤からの増幅特性がいかなるものか把握しておくことは, 耐震設計に際する加速度値のレベル設定のために重要である。本報告は, 東京周辺における自然地震観測の結果(観測地点の数と記録数は地中地震計24個751波, SMAC46か所137波である。)を用いて, GL-100m前後から地表までの加速度増幅率β_aおよび支持層からのβ_aに関する傾向を地盤条件に求めたものである。更に, これらの増幅率は入力位置と表層地盤の周期特性に支配されるため, 代表的な地盤について入力のスペクトル特性を求め, それによる地表の応答特性や最大加速度について検討した。その結果, 東京礫層から地表の平均的加速度増幅率は山の手で約3倍, 下町の沖積地盤で約2.6倍なる結果が得られたが, 入力が極めて長周期の場合, 沖積層のβ_aが大となる例も示した。
- 1981-09-15
論文 | ランダム
- 土地利用型農業 : 機械化を中心とした試験研究概要
- 小児長管骨骨髄炎の発症部位の検索--とくに骨幹部発症例について
- 中日における美術教育の比較 : 『美術課程の基準』と『学習指導要領』に基づいて
- 外傷による下腿のcombined compartment syndromeについて
- 『延安日記』が暴露したもの