表層地盤の弾塑性解析による地震応答特性
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概要
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1972年以来, 著者らは自然記録について地震種別ごとのスペクトル特性を求めてきた。しかし, これらは中小地震記録を中心とした資料に基づくものであり, 耐震設計時に考慮しなければならない大加速度地震の特性は記録が不足しているため明らかにすることができなかった。そこで本報告は, II〜IV種地盤について各々2種の地盤を想定し, 計6種の地盤に4波の入力を与え, 表層地盤の弾塑性解析を行った。主な結果は次のとおりである。1)表層地盤の周期は大加速度入力時には軟弱地盤ほど長くなり, III, IV種地盤はかなり顕著である。2)同様に加速度増幅率は軟弱地盤ほど入力レベルに応じて低下する。3)地層のせん断ひずみの進行はIII, IV種地盤はII種よりも極めて大となる。4)地盤の塑性化によるスペクトル特性の変化は, 表層地盤のT_2以下ではそれほど顕著ではないが, T_1付近より入力の増大による長周期成分の増加が目立つ。また最後に, この種の解析にはそれぞれ限界, 問題点があり, 今後の解明に待たねばならないことを指摘している。
- 1981-09-15
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