粒子の分散効果の判定法について
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概要
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土やセメントの粒子の分散を促進するため添加剤が使用され, 各種の方法によってその分散効果が調べられているが, 今回波長を任意に選定できる分光光度計を使用して11種の分散液の中での関東ロームとセメントの分散試験を行い, それらの効果を比較検討した。またゼータ電位法も試み, 特徴, 問題点を調べた。有機物の存在は分散剤による分散効果を低下させるが, 超音波処理は逆に分散をより効果的にし, 本実験においては, 10分以上の加振が有効であることが分かった。工学的問題と関連の深い塩基置換容量については, 関東ロームを塩基性液中においたときのその経時変化と分散の関係を調べ, 容量値が増大すれば分散性がよくなり, 石灰安定処理における効果的石灰添加量と発現強度の関係に言及し, 更に分散剤による分子吸着量についてはフレンドリッヒ, ラングミュラーの式を用いて検討し, 純粋度の高い分散剤では吸着量が多くなれば分散性がよくなることを確かめた。またイオン飽和土の分散特性についても考察した。
- 1981-03-15
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