新秋田空港の試験盛土工事(最終回) : 盛土試験と管理方法, その他
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概要
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これまで2回にわたって述べてきた秋田県河辺郡雄和町に建設される新秋田空港の試験盛土(土木施工, Vol.17,No.5,No.6)に関する現場報告のまとめである。全土工量は2300万m^3で, 滑走路本体の盛土高さは最大で60m, 盛土材としては含水比の低いシルト岩と含水比の高い粘性土を使用するから, 盛土完了後の残留沈下量をできる限り少なく一様にすることが望まれている。試験盛土の結果, 締固め管理方法としては, シルト岩に対しては密度管理, 粘性土に対しては含水地50%以上のものについて飽和度管理, 含水比50%未満のものについて密度管理を採用し, 密度測定に関してはRI計器を利用するとしている。また, 間隙水圧計, 土圧計, 地中変位計, 地表面変位計, 層別沈下計などによる動態観測によって, 盛土のすべり安定や沈下性状を把握しようとしている。試験盛土全般に対する経験から, 大規模で急速な土工を対象とした試験盛土工を効果的に実施するためには事前調査に十分な時間と費用を用意することが必要であると指摘している。
- 1981-03-15
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