大口径オールケーシング(ベノーク)杭の施工
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概要
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PCウエル, リバース杭に続いて実用化された大口径ベノーク工法の概要およびその施工例について述べたものである。まず, 本工法における主要施工機械の用途と機能, 一般的な作業手順および適用しうる土質の範囲などを紹介し, 本工法はベノト工法の揺動装置と掘削装置を分離したものであって, 径1〜3mの基礎杭を施工可能であり, またその施工効率は従来のベノト工法と全く同様であると指摘している。本工法のその他の特徴として, (1)運搬作業が容易で, 施工スペースが小さくて済む, (2)土質条件および施工条件に最適な主要装置の選択が可能である, (3)オールケーシング工法により, 孔壁崩壊の心配が少ない, (4)揺動・圧入能力が極めて高い, および(5)各作業はすべて機械化されているなどの事柄を挙げている。次いで, φ3000級のオールケーシング杭の施工例として, 高架橋下部工の基礎, 単杭ガントリー型式およびベノト工法とリバース工法を組み合わせた送電用鉄塔基礎の3例を詳述し, 本工法によって迅速かつ安全で信頼性の高い杭が施工できるとしている。また, 今後解決すべき問題点を種々の観点から論じている。
- 1980-09-15
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