土質調査試験法に登場したSI単位
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概要
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計量単位として国際的に用いられようとしているSI単位の解説, および, 土質調査試験法で用いている現用単位をSI単位へ換算する場合の問題点について, BS規格の例などを参考として論じたものである。すなわち, 重力単位とSI単位の基本的な相違, 英国規格BS 1377(土木工学のための土の試験法 : 1975)におけるSI単位の使用の実態とひんぱんに用いるSI単位の具体的な例, および, SI単位に対するJISの対応策などの項目について解説している。英国における土質基礎工学の分野で実際に用いられているSI単位としては, 長さ(km, m, mm, μm), 面積(m^2,mm^2), 体積(m^3,dm^3,mm^3), 質量(kg, Mg), 力(MN, KN, N), 単位面積当たりの力(KN/m^2,MN/m^2,N/mm^2,Pa(パスカル)などがあるが, KN/m^2が一般的), 単位体積重量(KN/m^3), 地盤係数(MN/m^3), 体積圧縮係数(m^2/MN), 圧密係数(m^2/year)などである。現用単位からSI単位への換算にあたっては, 単なる量記号の変更だけに終わることなく, その意味を理解することが重要であると指摘している。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1980-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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