大林式ホリゾンタルオーガ工法について(その2)
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概要
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改良した大林式ホリゾンタルオーガを使用した海岸埋立て地における汚水管埋設工事の概要について述べた。主な改良点は掘削管の半径方向の振れを防止するためにローラで掘削管を支承する機構をもつ鋼管誘導装置を用いて掘削時の求心性を増大させたことである。本工事は地下水位が高く, シルトを主体として粘土, 細砂が入り組んだ地盤において, 土かぶり8〜9mの深さにφ406.4の鋼管のケーシングを上記オーガで推進させ, その中に汚水管をそう入させるもので, 施工延長136mを立杭(3.2mの方形)で4分割して行われた。ケーシングの推進は機械オペレータ, 溶接工, とび工及び監督者各1名のチームで行い, 実働日数24日(段取工9.5日, 掘進工14.5日)を要した。実掘進長から計算すると掘削能率は5.1m/日となる。施工精度は上記鋼管誘導装置を使用することにより, 垂直方向3%以内, 水平方向4%以内といずれも許容誤差を下まわった。この他掘進長さなど作業状況による掘削抵抗の変化についても調査を行っている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1980-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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