耐震工学における確率統計的方法-地震危険度の評価
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概要
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耐震設計における地震荷重の決定に重要な役割を持つ地震危険度の評価を中心として, 耐震工学における確率統計的方法を検討し, これまでの研究の動向と問題点を論じた。はじめに, 地震危険度の解析手法を検討した。河角の方法, ポアソン型及びベルヌーイ型の地震発生モデルについて解説し, それぞれの手法の考え方, 定式化, 結果を検討した。また, 過去の地震資料の取扱い方が地震危険度の評価結果に与える影響を論じた。次に, 地震危険度評価におけるいくつかの問題点をとり上げた。まず, 過去の地震資料の信頼度を再び検討することとし, ベイズの方法による平均地震発生率の事後分布を用いて, 古い時代の地震資料は, 強度により, また場所によって信頼度が異なる可能性が高いことを論じた。また, 地震の規模と距離から地震振動強度を求めるいわゆるattenuation公式について従来の研究を比較検討し, 将来の方向として, 独立変数の選び方, データの精度の向上の必要性などを論じた。最後に, 地震発生モデルに関する問題点を検討し, その改善など将来の研究の方向を探った。
- 1978-12-15
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