正弦波およびランダム波による粘性土の振動三軸試験
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概要
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知多湾内の埋立て地の地盤から採取した粘性土の動的挙動を調べるために, 正弦波とランダム波を用いて行なった振動三軸試験の結果について報告した。ランダム波はエルセントロおよび八戸タイプの地震波を現地地盤内に働く不規則な応力変動波に直したものである。正弦波による試験結果によれば, 動的ヤング率E_dは応力振動の繰返し回数が増加するとともに減衰してゆくが, ある一点を境にしてコウ配が急変する。またポアソン比νは繰返し回数の増加とともに徐々に増加する傾向が認められるが, ある点で突然不連続となる。これらの現象から, 破壊については所報で述べたと同様な定義ができる。波形の種類によってE_dおよびνはそれぞれ異なる変化傾向を示すが, E_dの変化傾向に関しては応力変動の傾向が波形によって異なることが主原因であると思われる。今回はランダム波による供試体の破壊が認められなかったが, ランダム波を受けた場合の強度低下の程度を調べるために, 地震波を与える前後の試料に対して静的一軸圧縮試験を行なった結果, ほぼ30%前後の強度低下が認められた。
- 1978-03-15
論文 | ランダム
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