中央自動車道における山岳部の基礎構造物の設計施工
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概要
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日本道路公団名古屋建設局担当の愛知県, 岐阜県, 長野県を通る中央自動車道200kmの建設工事について, 代表的な構造物基礎の実施例をトピックス的に紹介報告したものである。本道路は中津川の内陸盆地, 木曽山脈を恵那山トンネル(8449m)で貫通する中津川・飯田区間, 河岸段丘の伊那盆地, および中央構造線とフォッサマグナに代表される大断層地帯としての辰野・諏訪地区など, 地形地質ともに複雑に変化する山岳道路の典型である。基礎構造物の実施例としては, 山岳地の擁壁の工事と設計基準, 橋脚の基礎として, 直接基礎, 深礎グイ, 大口径深礎グイ(直径9m), およびケーソン基礎などについて述べている。高い擁壁の設計では, 掘削土量を減らし, 土圧の軽減をはかる構造形式が案出され, 土留め壁と深礎グイを組み合わせた新しいタイプの擁壁も施工された。直接基礎では, フーチング底面に偏心荷重が作用する場合, PCアンカーを用いて荷重の合力が常に基礎底面のミドルサードに入るように工夫した。また, ケーソン工では, 巨レキによって破損しないように刃口が補強されている。
- 1977-12-15
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