滞水砂レキ層におけるシールド施工 : 東京都下水道局・北多摩1号幹線その16工事
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概要
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東京都下水道局が, 小金井市に建設している北多摩1号幹線その16工事の下水道用シールド工事の現場報告である。地盤は, 武蔵野段丘に属し, 地表面から武蔵野ローム層, 武蔵野レキ層, 三浦層の固結細砂層からなり, トンネル本体が通過する武蔵野レキ層の地下水は豊富である。シールドの外径は5.6m, 土カブリ16m, 地下水頭はシールドの天端から約10mである。このように, 切羽の自立性に乏しい滞水砂レキ層のトンネル掘進を可能にするために, 開放型手掘り式シールド機械を採用し, 圧気と薬液注入を併用実施した。特に, 切羽自立に効果的な注入を行なうために, 土層の変化に合わせて注入範囲断面を変えている。工事中8回の切羽崩壊が発生した。これらの切羽崩壊は, 2つの型に分けることができる。1つは, 漏気のために坑内の空気圧を維持することができず湧水が増加して崩壊する場合と, 全体的に坑内切羽空気圧は高いが, 局部的な湧水のために崩壊する場合とである。また, 全工期を通しての掘進速さは, 1日1.6リングであった。
- 1977-12-15
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