設計までの土質調査法と土質試験法, アースダムの調査・試験とその適用
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概要
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5つの実施例を参考にしながら, アースダム築堤に関する設計に至るまでの土質調査法と土質試験法一般について述べたものである。現地調査と原位置試験によって行なわれる漏水とパイピングに関する貯水池周辺地山の調査例としては, 第三紀固結砂層, ダム基礎地盤の安定性と止水性に関するダムサイトの調査と試験例としては, 軟弱なチュウ積層地盤と透水のよい砂レキ地盤, 土取り場調査の例としては, 風化片麻岩地帯などについて述べている。室内試験が主体である堤体材料と基礎土の調査に関しては, 締固め, セン断, 透水などの試験についてふれている。試験の実施例としては, 風化片麻岩からなる4.8mm以下の土質材料をJISなどの標準試験によって調べた場合と, 第三紀層の固結した砂レキ土, 砂質土, 泥岩についてJISの標準試験と大型供試体について行なった実験例などについて説明している。アースダムを対象とした地盤および材料に関する調査試験では, 与えられた設計施工条件と現地の特徴を考慮し, 効果的な調査方法を考えだすことが重要であるとしている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1977-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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