高瀬ダムにおける基礎処理グラウチングについて
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概要
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東京電力が, 発電を目的として, 信濃川水系高瀬川に建設しているフィルタイプの高瀬ダムにおける堤体基礎地盤処理グラウチングの概要について報告したものである。ダムサイトの地盤は, 主として堅固な花コウ岩からなり, 地表から30mの深さまではルジオン値5以上, それ以深はルジオン値2以下である。特に, コアー盛り立て部分の表層基礎岩盤には, 断層, 破砕帯, 節理などの不連続面が存在している。基礎処理グラウチングは, ブランケットグラウチング, カーテングラウチング, 断層処理グラウチングからなる。これらのグラウチングには, ブレーン値5,000m^2/gのグラウト用セメントを使用している。ブランケットグラウトは移動プラントを用い2重管式エキスパンションパッカー, カーテングラウトはレザーパッカーによるロッド注入で施工された。特に, 注入の計画と施行管理に電算機を導入しているのが特筆すべきことである。ボアホールカメラによるき裂測定結果や透水試験などのデータを電管機によって解析し, 効果的な注入孔の配置, 注入量, 注入圧力などをきめている。
- 1977-12-15
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