締固め機械により発生する地中応力の測定例
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概要
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フイルダムの現地盛立て試験において, 締固め機械により地中に発生する動的地中応力, 加速度, 振動数などによって締固め効果の判定を試みた。使用した締固め機械は自走式振動ローラーBW-210,コンパクタードーザー825B, 被けん引式タンピングローラーSR-6の3種である。試験区画を25m×30mとし, これを3分割して各機種の転圧レーンを設け, 盛立て土中に設置した土圧計および加速度計により実測を行なった。盛立て材料は黒色片岩の風化土で, 盛土含水比およびマキダシ厚はそれぞれ3種類である。現場密度, 粒度変化, 表面沈下量, 最大地中応力, 水平方向の影響範囲などの実測結果を総合すると, 3機種の転圧効果は825B, BW-210,SR-6の順となった。動的地中応力の実測値は機種に関係なく深さ方向に減少しているが, 実測値はローラー荷重が線荷重として働くと仮定したときの計算値とほぼ一致した。なお, 振動ローラーの締固め効果は, 締固め時の振動により地中に発生した加速度の変化によって推定できることがわかった。
- 1977-12-15
論文 | ランダム
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