アースアンカーの挙動に関する考察(第一報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アンカー体に引抜き力が作用した場合, 引抜き荷重の小さい段階においてはアンカー体頭部に近い地盤の抵抗のために力はアンカー体先端地盤まで伝達されないが, 引抜き力が増大するに伴って力の伝達領域は次第に拡大されてゆき, 終局的にはアンカー体全長にわたって引抜き力に抵抗するようになる。この考え方に基づいて, 現場で実施された27例のアンカー引抜き試験資料を二通りの解析手法によって解析した。適用した解析方法のひとつは, 任意の大きさの引抜き荷重に対してアンカー体が主に抵抗する領域を仮定し, この領域内で軸力が三角形分布するものとした弾性解析法である。他の解析方法はアンカー体をいくつかの要素に分割し, 各要素の節点に引抜き力に抵抗する集中ばねを考慮する方法であり, アンカー体の任意点における周面摩擦抵抗応力度τと変位量δとの間にτ=C_S・δ^<0.5>(C_S : 周面摩擦抵抗力度係数)を仮定した。結果として, 対象地盤を一層系と考えた場合の平均N値と平均摩擦抵抗応力度との間にそれぞれ相関式が得られた。
- 1977-12-15
論文 | ランダム
- 税効果会計の展開(1)
- 事業税下における法人所得税期間配分の一般理論(2)
- 事業税下における法人所得税期間配分の一般理論(1)
- 製鉄・鍛冶の復元実験と生産研究 (特集 復元考古学と遺物)
- 法人所得税の会計上の性格と会計主体論(2)