岩盤の掘削性試験機の開発について
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概要
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岩盤の掘削しやすさは, 現場の岩盤内部に存在する割れ目や含水状態などによって大きく影響される。したがって, 岩盤の掘削しやすさを正確に判定するためには, 圧縮強度や小さな岩石試料の切削抵抗を指標として測定するよりも現場の岩盤について簡単な試験機で試験切削を行ない, その切削抵抗を測定することが最も直接的で望ましい。このような観点から本論文では主として切削形ビットを用いるブーム式掘進機の掘削成績を予測することを目的として, 簡単な掘削性試験機を開発した。この試験機は, 現場の岩盤を実際に切削形ビットで切込深さを一定に保って切削して, その切削抵抗の背分力をブルドン管圧力計で測定し, このブルドン管圧力計の示度を岩盤の掘削しやすさの指標として採用している。この指標と実際の掘進機の運動1時間あたりの地出掘削体積との間の関係を実測によって求め, 掘進機の掘削成績を予測するものである。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1977-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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