等分布荷重を受けるクイで支えられたフーチングの挙動
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概要
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半無限弾性地盤中の1列のクイ基礎で支持された帯状フーチングが一様分布荷重を加えられた問題を解析し, 変位, 不等沈下, 曲げモーメント等の最大値を図表より示している。計算方法は, フーチングとクイを数個の区域に分け, Mindlinの弾性解とBardenの板の近似解法を援用したもので, クイと地盤, フーチングと地盤の接触応力を計算している。クイ長/クイ径=50,ポアソン比=0.5,フーチング幅/クイ径=5の場合に対し数値計算を行なったが, クイと土の弾性率比が大きいとクイは大半の荷重を分担し, 最大沈下や不等沈下も小さくなるが, 逆に負の曲げモーメントは大きくなること, またフーチングと土の相対剛性についていえば, 基礎がタワミ性であると, クイがあるほうが, ない場合に比べて大きな正の曲げモーメントが出ることが示されている。また他のポアソン比に対しては, その値が沈下に及ぼす影響は大きくないことなどが付記されている。
- 1977-09-15
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