岩盤調査の設計・施工への応用 : トンネル
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概要
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トンネルの地質調査を概略調査, 精密調査, 施工中の調査の順に, それぞれ調査目的, 方法および結果の適用について説明したもので, その概要は次のようである。1)概略調査は特殊条件を判定し施工上の地質区分をすることが主目的で, 主として資料調査と地質踏査による。この調査の結果は, 図上選定路線の優劣比較, 最終比較路線の選定, 概略設計, 工事費・工期の概略算定および精密調査のための資料となる。2)精密調査は最終的なトンネル路線の未定および設計施工の資料を得るために, a)表層タイ積物, b)岩質, c)地質構造, d)地下水および地表水, e)地山の挙動, f)地熱・ガス・温泉・鉱物資源, g)岩盤強度などについて, 主として地質踏査や弾性波探査を行なう。3)施工中の調査は, 事前の調査結果や設計条件と対照し, 以後の施工指針とするために行なうもので, 調査対象は切羽より先の地質予知, 切羽付近または掘削区間の地質確認, 施工法の確認または変更, 他物件に与える影響調査などである。そしてその調査法の説明を行なっている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1977-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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