基礎ぐいの水平方向復元力特性に関する2,3の考察
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概要
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静的加力試験による履歴曲線からその系の動的復元力特性を見出す試みを基礎グイに対して行なっている。基礎グイのように力変位曲線が初期から非線型の場合まず力変位関係が両対数座標で直線になる場合について, 等価粘性減衰定数を系のSpecific Damping Capacityより導き, また共振振動数を推定しこれらの特性について述べている。ついで実大グイの水平加力試験結果を検討し, 力変位関係が両対数座標で折線になること, 非線型パラメーターαが変化しかつ深くなると増すこと, クイ頭自由の場合はクイ体降伏後のαは地表面近くの土のαに近いこと, クイ頭拘束の場合のαは自由の場合より高いことなどを認め, 折点1カ所の場合の骨曲線および履歴曲線を提示し, 等価粘性減衰定数を非線型パラメーターおよび加力レベルの関数として与え, さらに1質点系の正弦波入力に対する定常応答の近似解を示している。以上の解析にあたってクイは1自由度系としている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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