スウェイとロッキングをする剛な地下室の振動について(その1)
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概要
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スウェイとロッキングをする剛な地下室のまわりの表層が地下室に及ぼす動的な効果について考察している。剛な地下室は円筒形で軟弱な表層を貫ぬいて下層の硬質地盤に支持されている場合を扱っている。仮定および解析手法は, 田治見博士が用いた手法とまったく同じである。表層の動的な効果は次の3つに分けて考察している。すなわち, 表層が地下室に及ぼすバネ効果と減衰効果および表層が地下室側壁におよぼす入力効果である。バネ効果は, 表層の下層に対するインピーダンス比が大きくなるほど, また, 地下室の半径aの表層厚Hに対する比が小さくなるほど大きくなること, 減衰効果は, a/Hが大きくなるほど小さくなること, 入力効果はαが小さいほど大きく, a/Hが大きくなるほど小さくなること, などが述べられている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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