生石灰による土質安定処理に関する研究
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概要
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シルト, 粘土のような微細粒子から成る高含水で軟弱な土に生石灰を混合添加した場合, 混合土は物理的, 力学的性状が変化する。混合土の物理的変化は生石灰と水との化学反応による含水比の低下であり, 生石灰の混合率の増加に伴って低下分は大となる現象であるが, 粒度組成変化も興味深い。混合土を通常の土質試験法に基づいて実施すると全体的に粒径大の方向に移動する。この程度は養生期間が長いほど著しい傾向がある。混合土のX線回析分析結果によると, 養生日数の経過にしたがって石灰と粘土鉱物の化学反応が進み, 7日程度までに現われる水酸化カルシウムから77日程度で見られた加水ゲーレナイトまで各種の反応生成物が認められた。これらの反応生成物が粒度組成にも影響しているようである。混合土の強度特性については生石灰混合率の影響も, 無視できないが養生日数も大きく関係してくる。また, 強度発現の理由は含水比低下による粘着力の増加が主のようであるが, 粒度組成変化による内部摩擦角の増加の影響も大である。
- 1976-09-15
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