動的荷重による砂の締固めに関する研究(その2) : 振動体を地盤に貫入する工法における過剰間げき水圧の挙動について
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概要
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地下水位以下のゆるい飽和砂地盤の動的締固め機構に関する研究の一環として, バイブロコンポーザー工法のように振動体を地盤中に貫入してその振動加速度により締固めを行なう場合の締固め機構を研究するために, 地層構成の異なる2か所において実験を行ない振動締固め時の過剰間ゲキ水圧, 加速度などを測定した。その結果, 従来行なわれているような振動体を地盤に貫入する方法による振動締固め工法では施工中に発生した過剰間ゲキ水圧の大きさは振動加速度とほとんど無関係であり, 過剰間ゲキ水圧の大部分は振動体を地盤中に貫入した際の静的応力によって発生すること, また, 締固めに有効な残留過剰間ゲキ水圧は振動体を地盤中に貫入したときの最大セン断応力によって発生する過剰間ゲキ水圧に起因するもので, 振動締固め時に発生する過剰間ゲキ水圧のほとんどは残留しないことなどがわかった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-09-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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