軟岩の高圧圧密
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概要
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東京工業大学が製作した高圧圧密試験機の紹介および問題点とそれを用いての軟岩の圧密特性について述べてある。試験機は, 通常の規格であり, 圧密箱は浮動リング型を採用した。この浮動リング型と固定リング型および供試体の大きさの違いの影響を調べるために, 明星大学のレバー式大型圧密試験機を併用して, 乱した粘土についての比較実験を行ない, 1)荷重段階の変化に対し圧密性況は変わらない, 2)土質工学会基準案による圧密降伏応力は若干高い値を示した, 3)浮動リング型では, カサグランド法による圧密先行応力が妥当な値であった, 4)固定リング型では, 供試体の直径の違いは圧密特性に影響を与えない, 5)固定リング型での, log t法と√t法とによる圧密係数はよく一致する, 6)曲線定規法を用いることができない, などである。さらに, 東京都の地盤沈下調査において, 上篠崎, 赤塚の二地点からの乱さない試料の高圧圧密試験を行ない, e-log p曲線, mv-log pの特性, 圧密先行応力と鉛直有効応力の関係について検討を加えた。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-06-15
著者
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