土質工学にみる最近の話題
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概要
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土質工学にみる最近の話題として, 土質調査と試験, 基礎, 仮設物と工事中の土質調査, 軟弱地盤上の盛土などについて述べている。土質調査では, サンプリングやサウンディングにおける問題をとり上げ, とくに標準貫入試験の結果を過信することの危険を強調するとともに, コーン試験や現場透水試験で注意すべき点をあげ, さらに土質試験結果の適用に関する見解を示した。また基礎の設計については, それが荷重による破壊と変形, あるいは沈下の両面を考慮して行なわれるべきであり, 土質試験と構造解析によって完全な構造設計を行なうのは容易なことではないので, その代わりに観測や測定をしながら工事を進めるのが望ましいことを述べた。元来, 基礎は上部構造を支えるものであるから, その構造状態を十分理解したうえで設計する必要があることを示している。その他, 粘性土の裏込めによる壁体土圧や盛土基礎の安定問題などについて注意すべき事項が述べられている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1975-12-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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